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2025年5月

総長っていったい何をしているのか、疑問に思っている皆さんも大勢いるかと思います。ここでは、私が日々取り組んでいる仕事やその中で感じたことなどを、自由闊達に紹介していこうと思っています。

 

5月28日

本日は、フィリピン大学機構の皆さんが大挙して本学を訪問されています。

フィリピン大学機構、英語では、University of the Philippinesは8つの大学と1つの自治カレッジで構成される国立の組織になります。今回は、機構全体のトップのヒメネス機構長以下、副機構長、ボード?オブ?リージェント(機構の理事会に相当)のメンバー、構成大学の学長ら総計40名を超える大所帯の訪問団です。普段そんなに顔を合わす機会もないメンバーなのでしょうか、この機会に理事会を開いたとも言っていました。ボード?オブ?リージェントは政府関係の人に加え、学生や職員の代表の方も含まれていて今回同行されていらっしゃいました。ヒメネス機構長ご自身も学生の頃、ボード?オブ?リージェントの学生代表委員だったとのこと、今回来られていた学生代表委員のドュランさんも将来は学長?機構長になるかもしれません。

朝の最初のミーティングは、EI創発工学館8階での顔合わせです。ただ全員は入らないので、ヒメネス機構長とボード?オブ?リージェントの方々を中心に、フィリピン大学ロス?バニョス校のカマチョ学長、さらには、在名古屋フィリピン共和国総領事館のカストロ副総領事が参加されて、狭い部屋にかなり鮨詰めに近い状態となり、申し訳なかったです。ヒメネス機構長は2023年2月に就任されたのですが、そのすぐ後、同月内には機構長として初めて海外の大学で訪れたのが、本学になります。カマチョ学長とご一緒でした。その時の様子は、自由闊達通信にも書いています。この時や、私が同年10月にフィリピンを訪ねたときの思い出を含めて、ご挨拶差し上げました。

挨拶の後は、記念品の交換、写真撮影と慌ただしく執り行い、2階に降りてFUJIホールでフォーラムがスタートです。フォーラムは、「全国网赌正规平台?フィリピン大学アカデミック?リーダーズ?フォーラム」と名付けられ、「高等教育の国際化」というサブタイトルで行いました。我々の挨拶の後には、天野教授に基調講演をいただき、その後は、国際担当の水谷副総長がこれまでの両大学の連携の歩みについて話し、また、フィリピン大学機構のクビラン副機構長からフィリピンの高等教育について、中でも特に授業のあり方について世界の例(ミネルバ大学など)を挙げてのお話しがありました。しかし、何より一番印象に残ったのが、クビラン副機構長の講演、スライドの下に、英語の講演がリアルタイムでどんどんと日本語に翻訳されていったことです。そちらが気になって英語に集中できない問題はありますが、十分に理解できるレベルの日本語になっていて、AIによって言語の壁はなくなっていくことを本格的に感じさせられた一幕でした。

その後は、教育担当の寺崎副総長にも参加いただいたラウンドテーブルでのパネルディスカッションがあり、続いてフォーラムのまとめとして、バンタヤンフィリピン大学ロス?バニョス校副学長と水谷副総長による今後5年間の両大学間の連携に関するロードマップの発表と、スムーズな進行でつつがなく終了しました。

フォーラムの後は、本学ASCIの学生に対してフィリピン大学から奨学金が授与されてきましたが、その協定書の更新に、ヒメネス機構長と署名させていただきました。

その後は場所を移しての立食での遅めのランチ、3時にランチが終了した後は、フィリピン大学の皆さんは学内の視察、特にフィリピンは日本と同様に地震や津波の多い国ですので、減災館などを見ていただきました。夕方からはユニバーサルクラブでの懇親会と、丸一日のハードなスケジュールでしたが、フィリピン大学の皆さんとはとても良い友情関係が築けたと思っています。

準備に奔走いただいた事務職員の皆様、またASCI、国際戦略室、アジア共発展部門関係者の皆様、ありがとうございます。

 

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5月24日

先週に引き続き、全学同窓会の支部の総会に出席してきました。今回は、岐阜支部になります。

岐阜駅前すぐのじゅうろくプラザに60人以上の同窓生が集まってくださり盛大に挙行されました。事業や会計についての報告があった総会に引き続いて、講演会です。講演会は、十六ファイナンシャルグループ塩崎智子取締役執行役員による「金融機関におけるサステナビリティへの取り組み」と、森ビル株式会社李小平設計部チームリーダーによる「大規模開発における省エネ、環境共生の取り組み」という、女性リーダーお二人によるお話でした。塩崎さんは経済学部の卒業生、李さんは工学研究科修了生です。サステナビリティ、カーボンニュートラルといった現代社会に欠かせない重要なテーマについてのご講演、楽しませていただきました。特に李さんの講演では、今話題の麻布台ヒルズについて、そこでの水の再利用、非常時のライフラインの確保など、他では聞くことのできない刺激的な内容でした。また塩崎さんは十六銀行初の女性執行役員(サステナビリティ推進部長)とのこと、これからの活躍が本当に期待されます。

本学の卒業生?修了生が活躍する姿を見ると勇気づけられます。

講演会の後は、同じ建物の中で場所を移しての交流会、若い方を含めて皆さんとお話しできてよかったです。また、今回は東海国立大学機構の運営方針会議委員を務められていただいている浜田道代先生もご参加くださいました。

小笠原文雄支部長はじめ岐阜支部の皆様、ありがとうございました。

 

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(写真:全学同窓会岐阜支部 集合写真)

 

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(写真:来賓挨拶の様子)

 

 

 

5月20日

本日は午前中に、ノースカロライナからの表敬訪問を受けました。

米国大使館のサポートで、本学とノースカロライナ大学チャペルヒル校でサイバー?セキュリティの研修を行なっています。女子学生限定で双方7名ずつ、すでに2月にノースカロライナ大学に名大の学生さんたちが訪問していて、昨日から今度はノースカロライナ大学の学生さんを名古屋にお迎えしての一週間ほどの研修になります。

全員に話してもらったのですが、皆さんとてもしっかりしていて、モティベーションの高い人たちばかりでした。特にノースカロライナ側の学生さんたちには、現在のアメリカの状況をどう思うか、合わせて、これまでの国際経験などについて聞いたのですが、皆さん現状を変えなければいけない、という気持ちでいてくれて、また、全員なんらかの形で、例えばサマースチューデントとして夏にコペンハーゲンや台湾などさまざまな場所で学んだ経験を持っている学生さんたちでした。海外に出ると、本当に自分の国のことがよくわかります。今回名大側から参加した学生さんたちも色々な形で留学経験を持っている方が多く、頼もしく思いました。少しでも多くの学生に、在学中に短期で良いので留学をしてもらいたいと思っています。

 

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5月19日

本日は、定例の運営会議終了後、国際卓越研究大学への申請について報告をし、午後は文科省の会議出席のため東京に向かいました。

文科省の会議は、科学技術?学術審議会の下にある人材委員会です。2年任期で、昨期に引き続いてですが、今回はこの4月から始まった今期の早くも2回目の会議になります。次世代人材育成と科学技術人材多様化の二つの観点について、各々ワーキンググループを立てて、そこから報告内容についての検討を行いました。また今回は、次世代人材育成について、時間をいただいて本学の取り組みについて紹介させていただきました。YLC(分野を問わない特任助教雇用)や若手新分野創成研究ユニット(若手教員が分野連携して提案)、創発研究者に対する学内支援などについて、特にどのように若い人の定着を図るのか、という観点での報告です。

会議は18時過ぎには終了しました。当然ですが今回も日帰りです。最近は東京の宿も高くなってしまいました。

 

 

5月17日

国際卓越の申請前は相当忙しかったので、今日はようやく休めるかと思ったのですが、全学同窓会関西支部の第16回総会と懇親会に出席してきました。

場所は大阪駅から程近い中央電気倶楽部、歴史的建造物になります。名古屋も大阪も朝のうちは雨模様でしたが、大阪では雨が上がっていました。ただ、すごく蒸し蒸しした一日で、本当に梅雨も間近です。

今回は、総長としての恒例の全国网赌正规平台の紹介に続いて、私自身の研究関係の話を、というリクエストを受けましたので、1時間半、みっちりと宇宙の話をしました。

全国网赌正规平台については、国際戦略を中心に話したのですが、最近の大学のことを知りたければ、ということで、総長自由闊達通信をご紹介しました。ちょうど昨年の4月に大学中の桜の写真を撮ったものがあったので、現在の大学の姿の紹介を兼ねて、学内の桜ツアー、させていただきました。

今回も、最年長の旧制第八高等学校卒業生の吉田さんを筆頭に、多くの方に参加いただき、懇親会では本当にたくさんの質問もいただきました。藤井眞澄支部長、総会開催のご尽力、本当にありがとうございます。

懇親会では、工学研究科で博士号を取得してすぐに関西の大学の助教になられた若い方お二人と話す機会がありました。是非とも若手の力も加わって、支部を盛り立てていただけたら幸いです。

 

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 IMG_1658.JPG (写真:同窓会にて講演)

 

 

 

5月16日

本日の午後はCBCテレビの番組審議会に出席してきました。

今回は、指定された番組を見て意見を言う、というもので、対象となったのは4月に始まった夕方の報道番組です。委員の皆さん、それぞれご自身の視点からコメントされていて、大変勉強になりました。これまでのニュース+情報番組という作りから報道オンリーに舵を切ったので、硬すぎないか、とCBC側は心配していましたが、それは大丈夫だと思います。

さて、今日は国際卓越研究大学の申請締め切り、最後は担当の経営企画部の皆さんにお願いしてファイルをまとめてアップしてもらいました。ご協力いただいた皆さん、本当にありがとうございました。ただこれからが本番です。ヒアリング、現地調査では、大学全体の改革に向かっての覚悟が問われます。どうかよろしくお願いします!

 

 

5月14日

本日は、午後にJICAの井本佐智子理事らに表敬訪問いただきました。JICA中部の上町透所長もご一緒にいらしてくださいました。

今回、大学院生の育成プログラムメイク?ニュー?スタンダードでのセミナーをしていただくにあたってのご訪問です。井本理事、ご担当は、東?中央アジア部、中南米部、そして人間開発部?経済開発部、ということで人材育成の責任者でもあるとともに、本学が深く関わっているモンゴルやウズベキスタンといった国を担当されていらっしゃる方でもあります。

実は本学、JICAの奨学金を受けている留学生がなんと70名以上在籍しています。

井本理事とは今後の更なる連携についてお願いしておきました。これからもよろしくお願いします。

その後、夕方からは中部原子力懇談会の定時総会に出席してきました。私はこの団体の参与を務めています。霧箱のデモや、本学のOBである井口哲夫名誉教授による「今さら聞けない放射線の話」など楽しく聞かせていただきました。この会は、原子力に関わる企業を中心とした集まりなのですが、総会参加者、見事に男性ばかり、女性は事務局の方ぐらい、というのはどうにかしないといけませんね。

 

 

5月13日

本日は午前中は、ユニセフキャラバンが愛知県庁を訪問されたのに立ち合わせていただきました。愛知県ユニセフ協会長としてのお仕事です。

このキャラバン、日本ユニセフ協会の学校事業部の方が毎年全国を訪問して、学校におけるユニセフの活動の相談をするというものになります。日本ユニセフ協会からは、金子学校事業部長以下3名がいらっしゃいました。対する愛知県側は、今回は大村知事は外遊でいらっしゃらなかったのですが、林副知事、川原教育委員会教育長らにご対応いただき、メッセージの交換という形で互いの決意表明を交わしました。その後、日本ユニセフ協会の皆さんとは少し懇談させてもらいました。副部長の方は、これまで生協を担当していたとのことで、一緒に懇談に参加した愛知県ユニセフ協会の平光事務長とは旧知の仲とのこと、またもうお一方、マネージャーの方は大変人的ネットワークの広い活発な女性で、楽しい話を聞かせていただきました。たまたまですが、エディンバラ大学に留学していたとのことで、エディンバラ談義も盛り上がりました。

 

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(写真:ユニセフキャラバン)                                                  

 

午後には、そのエディンバラ大学のニール?ロバートソン教授と30分、懇談しました。ブリティッシュ?カウンシルの提供する、両大学の化学関係の博士大学院生が短期で交換留学するというプログラムを獲得できたとのこと、今年から早速、大学院生の交流が進むそうですので、楽しみにしています。

 

 ニールロバートソンとの写真.jpg(写真:ニール?ロバートソン教授と記念撮影)

 

夜にはキャンパスコンサートが豊田講堂でありました。愛知県立芸術大学との年2回のコラボ企画ですが、今回は、ピアノのソロと、サクソフォーンとピアノという二本立てのプログラムでした。ピアノの稲垣みなみさん、モーツアルトのきらきら星変奏曲、バッハのフーガの技法、ヒンデミットのソナタ、という親しみやすい曲から難曲まで、意欲的に弾きこなされました。後半のサックスですが、アルト?サックスによるフランスの作曲家イベールの協奏曲、そこからソブラニーノという最も高音のサックスに持ち替えて、伝ヘンデルのバイオリンソナタ、最後はロシアの作曲家グラズノフの協奏曲を再びアルトサックスで、見事に演奏されました。ソプラニーノ、初めて聞きましたが、美しい音色でした。サックスの井内貴仁さんは県芸出身のプロの演奏家であるとともに、県芸の職員でもあるとのこと、普段はこのコンサート裏方をされていらっしゃるのですが、今回は舞台に上がっての名演でした。

皆さんも是非、次回のコンサートいらしてください。無料です!

 

 

5月12日

本日は、エディンバラ大学からお二人の客さんをお迎えしました。

お二方とも、昨年私がエディンバラ大学を訪問した時にもお会いしている方で、理工学カレッジの国際担当責任者で化学者のニール?ロバートソン教授と、情報学部の産学連携のディレクターでエディンバラ大学のデータサイエンスとAIイノベーションハブであるベイズ?センターの所長ジェームズ?アッシュ教授です。

戦略的パートナー大学であり、ジョイント?ディグリープログラムの相手でもあるエディンバラ大学ですが、今回は理工系と情報系のトップの方々ということで、東山キャンパスだけでなく鶴舞キャンパス、またStation AIなどさまざまな場所を見ていただく予定となっています。本日はランチをご一緒しただけでしたが、明日はニールさんと30分ですがお話しできるようなので楽しみにしています。

 

 

5月9日

本日は、名誉教授称号授与式と、引き続いて名誉教授懇談会がありました。

この4月1日付で名誉教授の称号を授与させていただいたのは、26名の先生になります。このうち、本日の名誉教授称号授与式には、11名の方々にご出席いただきました。雨模様の中、ご出席いただきました皆様、ありがとうございます。お一人ずつ、辞令書(称号記という大学もあるようです)をお渡ししました。名誉教授を代表してのご挨拶は、今回は藤巻朗前副総長でした。名誉教授の皆さん、つい先日まで学内で大活躍されていらっしゃった方ばかりですので、退職されたというのが信じられない思いです。

豊田講堂の3階での授与式の後は、正面玄関での写真撮影、シンポジオンに場所を移しての懇談会です。

懇談会には新たになられた方含めて50名ほどの名誉教授の皆さんがご出席され、旧交を温めていらっしゃいました。こちらでは、名誉教授代表として、佐藤祐造先生にご挨拶をお願いしました。総合保健体育科学センターのセンター長を務められて、全国网赌正规平台を定年後も、愛知学院大学の心身科学部学部長や愛知みずほ大学の学長を務められるなど、大活躍されていらっしゃる方です。ご挨拶の後は皆さん、三々五々、近況報告や昔話に花を咲かせていらっしゃいました。

会が終わった後は、先日ご逝去された加藤延夫先生のお通夜、近親者のみということだったのですが、お邪魔をさせていただきました。故人のご長男で喪主の加藤克彦先生は、本来本日名誉教授号辞令書を差し上げるはずでした。3月まで医学系研究科総合保健学専攻で活躍されていた先生です。

帰りにはすっかり雨が激しくなっていました。梅雨もそんなに遠くありません。

 

 

 

5月8日②

悲しいニュースが飛び込んできました。昨日5月7日に本学第十代総長、加藤延夫先生がご逝去されたとのこと、享年95歳でした。

加藤先生が総長をされていらっしゃったのは、1992年から1998年まで、まだ法人化前の時代、国立大学を取り巻く状況が、今よりはだいぶ落ち着いていた時期であったかと思います。ただ、総長就任後すぐに、当時すでに動き出していた教養部改革を、教養部廃止と情報文化学部創設という形でまとめられたのは、ご苦労も多かったことと拝察いたします。また、加藤総長の任期は、ちょうど大学院重点化が進められた時期とかぶっています。全国网赌正规平台でも、教員が学部から大学院に移り、大学院を主体とする研究大学の形が作られました。最終的に重点化が完了したのは、次の松尾稔総長の時期になっていたようですが、こちらも非常に大きな改革でした。

加藤先生は、全国网赌正规平台の総長の後、愛知医科大学学長、理事長を務められ、またお亡くなりになるまで財団法人大幸財団の理事長の職にありました。

加藤先生の長年にわたる全国网赌正规平台へのご貢献に心よりの感謝の意を表しますとともに、ご冥福をお祈りいたします。黙祷

 

 

5月8日①

連休は明けたものの、まだなんとなく休みモードの日々が今週いっぱい、続きそうです。

本日は、卓越大学院TMIの入校式がありました。このプログラムの最大の特色は、文系?理系の6研究科が参加しているところで、文理融合となっています。

今回も、工学6名、情報学6名、人文学5名、法学2名、環境学2名という多様性に富んだ学生が集まってくれました。入校式ではプログラム責任者の佐宗副総長の挨拶に始まり、私からの祝辞、そして連携企業を代表して名古屋鉄道株式会社の鈴木武常務執行役員からご祝辞をいただき、その後みんなでフォト?セッション、私はそこで中座しましたが、そのあとはコーディネーターの河口先生からのプログラム紹介、新履修生からの決意表明などがあったとのことです。

学生の皆さん、入校おめでとうございます。研究科ごとに文化も違いますが、そこを乗り越えて、視野の広い博士人材に育ってくれることを期待しています!

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