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テーマ講演・展示「宇宙から地球へ」


メイン会場となる豊田講堂では、宇宙飛行士の地上訓練用装置及び宇宙実験用装置の展示、宇宙飛行士の毛利 衛氏による本学へのメッセージ放映、本学宇宙開発コレクションの展示や、ホームカミングデイ開会式及びテーマ講演が行われました。
開会式では、まず、平野総長から挨拶があり、続いて、豊田章一郎全学同窓会会長 (トヨタ自動車株式会社取締役名誉会長) の挨拶、伊藤義人全学同窓会代表幹事 (本学附属図書館長) による、同会の活動報告があり、開会式は終了しました。
ホームカミングデイ開会式・全学同窓会総会であいさつする平野総長
テーマ講演「宇宙から地球へ」 引き続き、國枝秀世理学研究科教授の進行のもと、上出洋介太陽地球環境研究所教授、橋 亨文学研究科教授、星出彰彦宇宙飛行士、前村孝志三菱重工業株式会社名古屋航空宇宙システム製作所技師長の4名の講演者によるテーマ講演が行われ、それぞれ異なった立場から語られるテーマ「宇宙から地球へ」に、参加者は興味深く、そして食い入るように聞き入っていました。開会式及びテーマ講演の様子は、シンポジオンホール、経済学部カンファレンスで、同時中継されました。
講演会終了後は、「星出宇宙飛行士を囲んで」と題し、参加者と星出宇宙飛行士との質疑応答の場が設けられ、普段接する機会のない宇宙飛行士を前に、大人も子どもも、活発に質問していました。
野依記念学術交流館では、1階ホールにおいて、テーマ展示が行われました。これは、本学が大きな貢献を果たしてきた学問分野の一つである宇宙、地球に関する研究活動をパネル展示等によって紹介するもので、展示の中には、近年、宇宙航空開発機構 (JAXA) によって打ち上げられたX線天文衛星「すざく」に使用されたX線望遠鏡のモデルや、赤外線天文衛星「あかり」に使用された遠赤外線観測装置があり、来場者の目を引いていました。
野依記念学術交流館の展示

多彩な講演会、工夫を凝らした学内施設公開・研究成果の展示


テーマに関する講演等の他に、学内共通施設において様々な催しがありました。
豊田講堂では、午前中に大学説明会が行われ、シンポジオンでは、入試課担当職員により受験相談コーナーが設けられました。また、2階第1会議室において、「『豊田講堂のあゆみ』特別展 名古屋大学のあゆみ−キャンパスの変遷−」と題した展示が催されました。
大学説明会
運動部同窓会と現役学生との交流会 野依記念学術交流館では、トヨタホーム代表取締役会長で、元山岳部所属の清水哲太氏、JR東海代表取締役社長で元陸上部所属の松本正之氏、名古屋セントラル病院長で元テニス部所属の齋藤英彦氏の3名をパネリストに迎えて、運動部交流会と題した、運動部同窓会と現役学生との交流会が行われ、大勢の聴衆で賑わいました。
野依記念物質科学研究館では、昨年と同様に、野依良治本学特別教授のノーベル化学賞受賞を紹介するケミストリーギャラリーが公開され、見学者は同教授の研究業績のパネル等を熱心に見ていました。
博物館では、第9回名古屋大学博物館特別展「スポーツと名古屋大学 する・みる・つくる」が公開され、それに関連して、「健康運動の科学-中年からの健康づくり」と題し、島岡総合保健体育科学センター長による講演会が行われました。また、野外観察園では、散策ツアーが催されました。
附属図書館では、「江戸時代の村と地域−美濃養老・日比家文書に見る暮らしと災害−」と題した秋季特別展の公開、オープンライブラリー及び中央図書館ツアーがありました。
情報連携基盤センターでは、スーパーコンピューター見学ツアー、そしてスーパーコンピューターで計算した結果を可視化して紹介するバーチャルリアリティシステム体験、また、各研究室の学生による研究紹介展示が行われ、ロボットと話をする来場者の姿も見られました。
高等総合研究館では、1階ロビーにおいて、高等研究院の活動をパネルにより紹介し、6階カンファレンスホールにおいて、「中学生・高校生と語る会」と題した講演会が行われました。
環境総合館では、災害対策室を公開しました。
スーパーコンピューター見学ツアー

豊田講堂前庭のイベント


豊田講堂前庭では、大学院生命農学研究科附属農場による生産物、宇宙関連グッズ及び名大グッズが販売されました。特に、宇宙関連グッズの中でも、乾燥したアイスクリームなどの宇宙食が人気を博し、ブースは、いつもたくさんの人で賑わっていました。
また、同前庭で、15時から、交流サロンを開催し、総長や教職員と来場者との交流の場として賑わいました。
交流サロン

趣向を凝らした各学部等のイベント・同窓会行事


ロボビーに触れる参加者 各学部・研究科及び同同窓会では、概要説明、講演会、研究室公開・見学、研究成果の展示、懇親会等の行事が行われました。医学系研究科主催の市民公開講座「高齢化の時代の中で健康と安心した暮らしを支えるために」など、一般の方もなじみやすい企画も多く、同窓生を中心に、多数の参加がありました。

学内設備を充実


今年は、名古屋ドーム約14個分の広さを持つ東山キャンパス内の建物間を移動する手段として、無料シャトルバスを約10分おきに運行し、年配の来場者の足となって活躍しました。
また、生協の各食堂や、複数箇所に設けたお弁当売り場での、名古屋の名物定食、弁当の販売、また、キャンパス内の至る所に、無料飲料水サービスを設置するなど、来場者が快適に過ごせるような、工夫が随所に見られました。
無料シャトルバス

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主催:名古屋大学  共催:名古屋大学全学同窓会 
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