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学生生活で気を付けてほしいこと

1 はじめに ―名大生として―

皆さんは、全国网赌正规平台で、自由闊達な学風の下、学生生活を送ることになります。多様な人がお互い垣根なく混じりあうことのできるキャンパスでの学生生活を通じて、自立した大人に成長してもらいたいと思っています。

ここでいう「自由」とは、社会のルール、マナー、モラルの遵守が大前提です。他人を配慮しつつ、自分で考え、自分で行動することが大事です。皆さんそれぞれが、名大生の一員として、自覚ある行動を心がけてください。その中で、誇りをもって自分の個性や能力を伸ばしてください。皆さんの活躍と成長を心から期待しています。

*このページは、学生便覧70~77ページの記載内容を要約しています。

 

2 SNS利用に関する注意喚起

友人間のコミュニケーションを目的としてSNSを利用している場合であっても、プライバシー設定が不十分であったり、友人から引用されることなどにより、書きこんだ情報が思わぬ形で拡散する危険性もあります。

例えば、以下のような内容の投稿は、停学や退学などの処分に繋がることもあります。一度投稿した内容は半永久的に消えることはありません。このような行為は決して行わないでください。

?個人が特定できる形で悪口を書く

?他人の個人情報を掲載する

?反社会的行動、法律違反行為を書き込む(カンニング、万引き、未成年飲酒 など)

また、位置情報もプライバシー情報であるということを十分理解して、むやみに位置情報をつけて写真を投稿しないように心がけましょう。

SNSは誰でも投稿することができることから、怪しいリンク(ワンクリック詐欺、フィッシング詐欺など)に誘導される危険性があります。投稿した人が実在の信頼できる人であったとしても、他の人が投稿した内容をそのまま再投稿する場合もありますので、元々の情報の発信元の信頼性を意識することが大切です。

 

3 自転車に関する注意喚起

自転車走行のモラルについて

最近、本学近辺で本学学生が関係した自転車に関する事故が多発しています。

自転車走行上の注意として、東山キャンパス周辺は坂の多い地形ですので、下り坂でのスピードの出し過ぎや一時停止の無視等により、歩行者やほかの車両との事故を起こさないよう十分に注意してください。たとえ自転車でも歩行者に接触すると命にも関わる大事故につながりかねません。交通道徳を十分に順守し、自転車走行のモラル向上に努めてください。

*令和5年4月1日からすべての自転車利用者に乗車用ヘルメットの着用の努力義務が課されました。

 

自転車盗難について

残念ながら、学内においても自転車盗難が増加しています。駐輪する際は短時間であっても必ず二重施錠し、自身の財産を守ることに加え、学内から犯罪をなくすことに協力してください。

 

自転車損害賠償保険への加入について

名古屋市では、自転車利用者及び自転車を利用する未成年の保護者は、自転車損害賠償保険等への加入が義務づけられています。近年、自転車事故で相手方を死傷させた場合、高額の損害賠償を命じる判決が相次いでいます。被害者の保護を図るため、また、損害賠償責任を負ったときの経済的負担の軽減を図るため、自転車事故による損害賠償責任が、現在加入している保険の補償範囲に含まれているか確認しましょう。

 

4 飲酒に関する注意喚起

学生の皆さんは、全国网赌正规平台の学生としての誇りと自覚を持ち、法令を遵守し、節度ある行動を心がけてください。

特に飲酒に関しては、次の事項を守ること。

?20歳未満の者は、絶対に飲酒をしない。

?相手が20歳未満の者と知りながら、飲酒を勧めてはいけない。

?イッキ飲みなど、飲酒を強要することは許されない。

 急性アルコール中毒によって人の死という重大な結果につながることがあり、無理に飲酒を勧めた者には刑事上の責任(過失致死罪)や民事上の責任(損害賠償義務)が認められたケースもありますので、絶対にしないでください。

?飲酒運転をしない(自動車?バイクだけでなく、自転車も)。

 

5 大麻?薬物に関する注意喚起

大麻については、大麻取締法でその所持、栽培、譲渡が厳しく禁止されています。また、これらに違反した者は7年以下の懲役に処せられます。

学生の皆さんは、全国网赌正规平台の学生としての誇りと自覚を持ち、法令を遵守し、大麻はもちろんのこと、禁止薬物等に手を出すことがないよう注意喚起します。

 

6 カルト集団に関する注意喚起

新入生の入学時期には、スポーツやボランティアのサークル活動を装って学生(特に新入生や下宿生)に近づき、機会を見て教会やビデオセンター等へ連れて行き入会させられる被害が起きています。これらの団体は、サークルの勧誘以外にも「アンケートに協力してください」とか「人生を考えるセミナーに参加しませんか」と言って近づいてくる場合もあります。

多くの信者を集め組織を維持しているカルト団体はそれだけの魅力があり、信者獲得と教団維持の優れた方法を持っています。うっかりするとあなたも取り込まれてしまうかもしれません。一度信者になってしまうと容易に脱会することはできません。破壊的カルトやマインドコントロールを甘く見てはいけません。

学生の皆さんはこれらの手口に十分注意するとともに常に身の回りには危険があるということを認識してください。また、そのような団体に対しては毅然とした態度で行動し、きっぱりと勧誘を断るとともに、携帯番号?メールアドレス?住所等の個人情報は絶対に教えないようにし、トラブルに巻き込まれないように注意してください。

 

7 若者をめぐる消費者トラブルに注意

成年年齢の引き下げ

民法の改正により、令和4年(2022年)4月から成年年齢が18歳に引き下げられ、18歳(成年)になったらできること、従来どおり20歳にならないとできないことを十分に認識する必要があります。

◎18歳(成年)になったらできること

?親の同意がなくても契約をすることができる

?選挙権を行使する(平成28年(2016年)に20歳から18歳に引き下げ)

?10年有効のパスポートを取得する

?公認会計士、司法書士、医師免許、薬剤師免許などの国家資格を取得する

?結婚する(女性の結婚可能年齢が16歳から18歳に引き上げられ、男女とも18歳に)

?性同一性障害の方が性別の取り扱いの変更審判を受ける

※普通自動車免許の取得は、従来と同様に「18歳以上」で取得可能

◎20歳にならないとできないこと(従来どおり)

?飲酒する

?喫煙する

?競馬?競輪?オートレース?競艇の投票券(馬券など)を買う

【参考】法務省ホームページ「民法(成年年齢関係)改正Q&A」 

https://www.moj.go.jp/MINJI/minji07_00238.html

 

民法の成年年齢には、一人で有効な契約をすることができる年齢という意味と、父母の親権に服さなくなる年齢という意味があり、18歳から親の同意を得ずに様々な契約をすることができるようになります。例えば、携帯電話の契約、ローンを組む、クレジットカードを作る、一人暮らしのアパートを借りる、といったことができるようになります。

一方、これまで20歳まで認められていた契約の未成年者取消権が18歳までとなり、有効な契約を簡単には取り消すことができなくなります。「契約」によって社会に主体的に参加できるようになると同時に、消費者トラブルに巻き込まれる危険性が高まっています。

【参考】法務省関連サイト「大人への道しるべ」(わかりやすく学ぶことができますので、是非ご覧ください。)

https://seinen.go.jp/

 

自立した消費者へ

学生を狙った悪徳商法等のトラブルが多発しています。自分事として捉え、トラブルに巻き込まれないように注意しましょう。なお、不要なものはその場ではっきり断ることが重要ですが、契約してしまった後で解約したい場合にはクーリング?オフ制度もありますので、できるだけ早く消費者相談窓口に相談してください。

相談窓口:愛知県消費生活総合センター【消費生活相談】電話(052)962 - 0999

http://www.pref.aichi.jp/kenmin/shohiseikatsu/

 

8 ハラスメントをなくすために

全国网赌正规平台では、「ハラスメント防止基本宣言」に基づいてハラスメントの防止に取り組んでいます。ハラスメント相談センターでは、専門の相談員が、ハラスメントを受けているご本人、周囲の人、加害者とされた方等からの相談を受け、相談者のご希望に沿ってどうしたらよいかを一緒に考え、必要に応じてケアのためのカウンセリングを行っています。

*相談員には守秘義務があり、お話しされたことが外部に漏れることはありません。安心してご相談ください。

ハラスメント相談センターのホームページでは、「ハラスメント防止基本宣言」「ハラスメント防止対策ガイドライン」「相談の流れ」等を掲載しています。ぜひご覧ください。

ハラスメント相談センター

http://www.sh-help.provost.nagoya-u.ac.jp/

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